2013年8月29日木曜日
Give and Take
色々情報収集をするときは自分たちの範囲では分からないことも多く、同じ分野の他社の人たちに、情報を聞いたりすることができれば、とても有効ではないかと思っています。
それを実現する手段として、
・輸送包装ディスカッション(日本包装学会輸送包装研究会)
・神栄テクノロジーセミナーの意見交換会
・輸送包装コミュニティ(WEBサイト)
などがあります。
これらに集まる人たちは情報が欲しい人ばかりですが、そのような中で、本当に有用な情報を得られる人は、まず自分から持っている情報を発信できる人ではないでしょうか。
「○○してくれれば××してもいい」と、まずは相手のアクションを期待する人もいますが、それでは話が中々先に進まないことも多いのでは?
Give and Takeという言葉がありますが、なぜ、「Give」が「Take」よりも先に来ているかというと、自分から相手に「与えること」から始まり、その結果として「Take」できるでは、と感じています。
まずは、自分から情報を発信することを、忘れずにいきたいと思います。
※今回、何が言いたかったのか、というと、輸送包装ディスカッションや輸送包装コミュニティに参加されている方々は意識の高い人ばかりと思いますので、情報を出し惜しみせず、自分からまずは発信してもらいたいな。ということです。
川口
2013年8月20日火曜日
包装貨物落下試験 -衝撃試験装置を使った方法について-
JIS-Z-0200が2013年に改正されたことは、以前、本ブログでも紹介しました。
そのときの記事はこちら
一方で、包装貨物の落下試験方法については、JIS-Z-0202に規格があり、ここでは方法Aと方法Bのいずれかによって行う。とされています。
方法Aとは、一般的な落下試験機を使った方法で、方法Bは衝撃試験装置を使った方法になります。
さて、方法Aについては、JIS-Z-0200に質量ごとの落下高さが決められていますが、方法Bに対する試験強さが記載されていません。
(確か、本改正前のZ-0200には付属書に掲載されていた気がするのですが、定かではありません)
それではどうやって、方法Bで落下試験を行えばいいのか??ということになるでしょう。
ここでは、JISに代わって(大げさですが)、方法Bで落下試験を行いたい方々へ、試験強さの設定方法について情報提供したいと思います。
方法Bの試験強さは、衝撃テーブル上に発生する衝撃加速度パルスの面積(通称、速度変化)によって決まります。
計算方法は、下記をご参照下さい。
ΔV=√2gh
※ΔV:入力速度変化(衝撃テーブルに発生させる速度変化)、g:重力加速度9.8m/s^2、h:自由落下試験に相当する落下高さ
例
自由落下試験(方法A)で80cmに相当する落下試験を、衝撃試験装置(方法B)で行う場合の入力速度変化は?
ΔV=√2gh=√(2×9.8×0.8)=3.96(m/s)
方法Bは、
・落下姿勢に対する精度が高い
・1パルス衝撃のみを純粋に評価できる(方法Aでは反発、転倒などで二次的な衝撃が加わってしまいます)
・衝撃試験装置があれば、衝撃強さ試験(JIS-Z-0119、損傷境界曲線作図)が実施できる
→適正包装に大きく寄与
など、メリットも多々ありますので、廃れてはいけない試験方法と認識しています。
今後も色々なセミナーなどで、啓蒙活動を行っていきたいと思います。
川口
そのときの記事はこちら
一方で、包装貨物の落下試験方法については、JIS-Z-0202に規格があり、ここでは方法Aと方法Bのいずれかによって行う。とされています。
方法Aとは、一般的な落下試験機を使った方法で、方法Bは衝撃試験装置を使った方法になります。
さて、方法Aについては、JIS-Z-0200に質量ごとの落下高さが決められていますが、方法Bに対する試験強さが記載されていません。
(確か、本改正前のZ-0200には付属書に掲載されていた気がするのですが、定かではありません)
それではどうやって、方法Bで落下試験を行えばいいのか??ということになるでしょう。
ここでは、JISに代わって(大げさですが)、方法Bで落下試験を行いたい方々へ、試験強さの設定方法について情報提供したいと思います。
方法Bの試験強さは、衝撃テーブル上に発生する衝撃加速度パルスの面積(通称、速度変化)によって決まります。
計算方法は、下記をご参照下さい。
ΔV=√2gh
※ΔV:入力速度変化(衝撃テーブルに発生させる速度変化)、g:重力加速度9.8m/s^2、h:自由落下試験に相当する落下高さ
例
自由落下試験(方法A)で80cmに相当する落下試験を、衝撃試験装置(方法B)で行う場合の入力速度変化は?
ΔV=√2gh=√(2×9.8×0.8)=3.96(m/s)
方法Bは、
・落下姿勢に対する精度が高い
・1パルス衝撃のみを純粋に評価できる(方法Aでは反発、転倒などで二次的な衝撃が加わってしまいます)
・衝撃試験装置があれば、衝撃強さ試験(JIS-Z-0119、損傷境界曲線作図)が実施できる
→適正包装に大きく寄与
など、メリットも多々ありますので、廃れてはいけない試験方法と認識しています。
今後も色々なセミナーなどで、啓蒙活動を行っていきたいと思います。
川口
2013年8月19日月曜日
輸送包装セミナー開催情報2013秋
まだまだ暑い日が続きますね。
少し気が早いですが、今秋開催のセミナー情報を提供いたします。
日時:2013年11月7日(木)13:30~17:30
場所:品川区立区民会館 きゅりあん
テーマ:包装設計技術支援セミナー
費用:無料
申込書はこちら
今回は、輸送包装を支える技術にフォーカスし、神栄テクノロジーだけでなく、㈱構造計画研究所さま、東京海洋大学さまにゲスト講演いただく予定です。
お時間あれば是非ご参加下さい。
宜しくお願いいたします。
川口
少し気が早いですが、今秋開催のセミナー情報を提供いたします。
日時:2013年11月7日(木)13:30~17:30
場所:品川区立区民会館 きゅりあん
テーマ:包装設計技術支援セミナー
費用:無料
申込書はこちら
今回は、輸送包装を支える技術にフォーカスし、神栄テクノロジーだけでなく、㈱構造計画研究所さま、東京海洋大学さまにゲスト講演いただく予定です。
お時間あれば是非ご参加下さい。
宜しくお願いいたします。
川口
2013年8月8日木曜日
セミナー情報2013夏
近々、興味深いセミナーが開催されますので、ご紹介いたします。
テーマ:モーダルシフトに伴う問題点とその対策
日時:2013年9月11日(水)15:00~17:00
場所:中ノ島センタービル31F
詳細はこちら
私も参加したいのですが、残念ながら業務上できそうにありません。
参加できる人が羨ましいです。。。
川口
2013年8月7日水曜日
輸送包装文献 トピックス
暑い日が続きますが、包装技術8月号(2013)に、興味深い報告がありましたので、お知らせいたします。
タイトル:暖房便座の「包装材50%off」省エネ包装
→外装箱から緩衝構造を作り出す方法で、適正包装を実現した。ということです。
何事も発想の転換が必要と感じました。
川口
タイトル:暖房便座の「包装材50%off」省エネ包装
→外装箱から緩衝構造を作り出す方法で、適正包装を実現した。ということです。
何事も発想の転換が必要と感じました。
川口
2013年8月1日木曜日
輸送包装セミナー開催報告 7/25 in神戸大
7/25に神戸大深江キャンパス(輸送包装研究室)にてセミナーを開催いたしました。
ご参加頂いた方々と神戸大学スタップの皆さまには、改めて御礼申し上げます。
心身ともに、熱い(暑い)内容であったかな、と感じました。
ただ、いくつか課題もありましたので、その辺は改善していく必要があります。
その反省も踏まえて、また来年も神戸大にてセミナー開催できればいいかな、と思います。
川口
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