以前も取り上げたかもしれませんが、ネタに困っていますので、ローパスフィルタについて書きます。
落下試験などで、包装貨物内の製品に加速度ピックアップを取り付けてどのくらいの加速度が発生しているか(加速度のピーク値)を確認している方は多いかと思います。
その際、ローパスフィルタのカットオフ周波数はどの程度に設定されていますでしょうか?
一応、JIS規格では、作用時間の5倍以上の周波数を推奨していますが、非線形性が強いほど、少しの差でもピーク値は変わります。
つまり乱暴に言えば、ローパスフィルタによってピーク加速度はどうにでも捉えることができる、ということです。
真の加速度ピーク値とはなんだろう?と考えてしまします。
これまでのピーク値を用いた管理を拡張する必要があると思います。
一つは、衝撃応答スペクトル(SRS)の活用です。
具体的方法は次回に。
川口
0 件のコメント:
コメントを投稿