2013年10月27日日曜日
輸送包装コミュニティWEBサイト 情報交換用掲示板完成報告
輸送包装コミュニティとは、インターネット上で会員同士が双方向的な情報交換と、総合的な情報発信を目指したネットインフラです。
報告が遅れましたが、情報交換用の掲示板が完成しました。
本掲示板では、会員のみが課題提示や情報発信が行えます。
例えば、輸送包装に対する課題を書き込んでもらえば、他の会員で、その内容に熟知している人から回答がもらえる、という情報交換ができるツールとなるように期待しています。
そのようになるかどうかは会員の皆様次第ですが、是非とも情報検索の一つとしてご利用頂きたいと考えています。
会員希望の方はこちらからお問い合せください。
費用は一切かかりません。
川口
2013年10月20日日曜日
包装貨物評価のための圧縮試験 動画
包装貨物は倉庫で段積みされて保管されますが、最下段の貨物には静的荷重付加が長期にわたり加わります。
荷崩れなどが発生しないようにあらかじめ圧縮強度を確認するために、包装貨物圧縮試験が行われています。
JIS-Z-0200が2013年に改正され、圧縮試験にも保証レベルが採用されたため、より詳細に圧縮強度が評価できるようになりました。
圧縮試験装置の動画一例
※ここ数回、動画掲載が多くなっていますが、百聞は一見に如かず。ということでよろしくお願いいたします。
川口
2013年10月16日水曜日
包装設計と衝撃試験
衝撃試験装置、見たことはありますでしょうか。
製品や包装貨物に物理的な衝撃加速度を印加し、対象物の対衝撃性を評価する試験です。
装置の動作については、下記の動画をご覧ください。
試験サンプルをテーブル上に固定したのち、一定の落下高さからテーブルを自由落下させ、衝突面(ゴム)に衝突するとき、テーブル上にハーフサイン状の衝撃パルスが発生します。
このとき、衝突面のゴムの弾性を変更することにより、任意のパルスを生成することが出来ます。
つまり、固いゴムにすると、作用時間が短く、ピーク加速度の高いパルスになりますし、柔らかいゴムであれば、作用時間がながく、そのぶんピーク加速度が低くなるようなパルスが得られます。
種々の試験規格により、様々な条件の衝撃パルスが規定されています。
包装設計で衝撃試験装置を使った試験規格としては、これまで本ブログで紹介しているように、
JIS-Z-0200 包装貨物落下試験方法
JIS-Z-0119 包装および製品設計のための製品衝撃強さ試験方法
が一般的に知られていますね。
今回は、衝撃試験装置の紹介でした。
川口
2013年10月8日火曜日
輸送包装関連セミナー情報2013
輸送包装関連セミナーの情報提供です。
テーマ:包装設計支援技術セミナー
場所:きゅりあん(東京都品川区)
日時:2013/11/7(木)13:30~17:30
テーマ:輸送包装試験の基礎と最新動向
場所:ウインクあいち(愛知県名古屋市)
日時:2013/12/5(木)13:30~17:30
上記セミナーの詳細情報、申し込みはこちらの「受付中」をご参照下さい。
多数のご参加をお待ちしております。
川口
2013年10月5日土曜日
包装設計と共振
包装設計で考慮しなければならないファクターとして、輸送振動による共振現象があります。
共振現象とは、床面からの入力加速度(トラック荷台振動とか)よりも応答加速度(包装内部の製品など)が大きくなる現象です。
この動画でいうと、錘部分が製品で、柱?部分が緩衝材といえますね。
つまり、同じ入力振動(トラック荷台振動)でも、緩衝材(バネ定数)によっては、共振してしまい、トラブルの原因になります。
共振を起こさないためには、
①トラック等で発生する周波数
②緩衝材の力学特性
の事前把握が必要と思います。
①については、輸送環境記録計と呼ばれる加速度レコーダが使われます。
②は、緩衝材評価試験装置で、緩衝材の動的な材料特性を得ることが出来ます。
また、共振現象の力学背景については、わかりやすいホームページがありますので、こちらをご参照ください。
神戸大学輸送包装研究室(輸送包装入門学習用コンテンツ)
川口
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