2013年10月5日土曜日

包装設計と共振


包装設計で考慮しなければならないファクターとして、輸送振動による共振現象があります。
共振現象とは、床面からの入力加速度(トラック荷台振動とか)よりも応答加速度(包装内部の製品など)が大きくなる現象です。


この動画でいうと、錘部分が製品で、柱?部分が緩衝材といえますね。
つまり、同じ入力振動(トラック荷台振動)でも、緩衝材(バネ定数)によっては、共振してしまい、トラブルの原因になります。
共振を起こさないためには、
 ①トラック等で発生する周波数
 ②緩衝材の力学特性
の事前把握が必要と思います。

①については、輸送環境記録計と呼ばれる加速度レコーダが使われます。
②は、緩衝材評価試験装置で、緩衝材の動的な材料特性を得ることが出来ます。

また、共振現象の力学背景については、わかりやすいホームページがありますので、こちらをご参照ください。
神戸大学輸送包装研究室(輸送包装入門学習用コンテンツ

川口

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