衝撃試験装置、見たことはありますでしょうか。
製品や包装貨物に物理的な衝撃加速度を印加し、対象物の対衝撃性を評価する試験です。
装置の動作については、下記の動画をご覧ください。
試験サンプルをテーブル上に固定したのち、一定の落下高さからテーブルを自由落下させ、衝突面(ゴム)に衝突するとき、テーブル上にハーフサイン状の衝撃パルスが発生します。
このとき、衝突面のゴムの弾性を変更することにより、任意のパルスを生成することが出来ます。
つまり、固いゴムにすると、作用時間が短く、ピーク加速度の高いパルスになりますし、柔らかいゴムであれば、作用時間がながく、そのぶんピーク加速度が低くなるようなパルスが得られます。
種々の試験規格により、様々な条件の衝撃パルスが規定されています。
包装設計で衝撃試験装置を使った試験規格としては、これまで本ブログで紹介しているように、
JIS-Z-0200 包装貨物落下試験方法
JIS-Z-0119 包装および製品設計のための製品衝撃強さ試験方法
が一般的に知られていますね。
今回は、衝撃試験装置の紹介でした。
川口
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